2023年3月3日撮影@色彩橋下

冬鳥の北帰行が始まる季節

「春眠暁を覚えず」で、朝寝をして昼はうたたねをする日々を過ごしているうちに、ソメイヨシノの花びらがほころび始め、ウグイスの囀りの発声練習の鳴き声がそちこちで聞こえる季節になってしまいました。春は生命が吹き返す季節で、小鳥さんたちも繁殖の季節を迎える準備に忙しい季節です。一方で、寒い時期に我々の目を楽しませ、心を癒してくれた冬鳥さんたちとの別れの季節でもあり、複雑な心境です。今回は、北帰行前の冬鳥、繁殖期の前の小鳥さんたちの様子を紹介します。

冬の人気の小鳥、ジョウビタキ

冬の間、ヒッヒー・カッカッカと居場所を教え、モデルになってくれたジョウビタキ、この日は珍しく色彩橋の下の街路樹で撮影に付き合ってくれました。

今季、あまり撮影できなかったカシラダカ

昨年は、那珂川の河川敷でよく撮影できたカシラダカ、今年は中々撮影できていません。近年、個体数の減少し絶滅危惧種入りが懸念されているそうですが、何となく納得です。

4月の中頃までいるツグミ

4月初旬、田起しが始まる頃まで田圃では、じっとしてミミズが動く音を耳を澄まして聞いている姿をよく見かけます。

春の息吹

菜の花が咲き、蝶が舞い始めると、心も体も冬の緊張から解き放され春の訪れを実感します。

黄緑の羽毛が美しいアオジ

草や、木の葉が茂って来ると見つけるのが大変なアオジ。繁殖期を控えたこの季節は、番で茂みの表、梢に出て寛ぐ姿を見ることができますが、警戒心が強くすぐ隠れてしまうのが残念です。

エナガ

冬の間は、ほとんど群れで行動していますが、この季節は番で行動することが多いようです。この可愛い姿を見つけるとなぜかホッとし、幸せな気分にしてくれる不思議な小鳥です。

ヤマガラ

出会うと何故か嬉しくなる小鳥の一つです。でも、今年も糞爆弾を・・・・・。

コゲラ

ギーッ・コツコツ、鳴き声と木を啄く音で居場所を教えてくれるコゲラさん。いつも、生真面目な表情で木を啄く姿が好ましい。

メジロ

これから、葉が生い茂って、小鳥さんたちが巣を作り繁殖の季節になると、その姿を撮影するのは難しくなってきます。その前にできるだけ写真を撮っておきたいのですが、花粉症がそ気分を萎えさせてしまうのが恨めしいこの頃です・・・。

投稿者

nakagawa-tori-suki

那珂川流域に住む”初老・初級のサイクリスト&バードウオッチング初心者”

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