パート2;常磐線鉄橋下流、勝田橋から下流約2kmの河川敷および堤防周辺

周囲の風景

河川敷は、ススキ、セイダカアワダチソウ、ヨモギ、コセンダングサ、葛など、川岸にはハチクが生い茂っています。

 植生がバラエティーに富んでおり、当然昆虫などの小動物も豊富と想像できます。草叢・薮に足を踏み入れることはできず、昔舗装され現在は放置されて植物に逆襲・奪還されつつある道路だけが、かろうじて我々普通人が通れる路です。

ここで観察できる鳥

キジ

 キジは日本の国鳥です。那珂川の河川敷だけでなく、近くの畑や田んぼでも良く見かけます。羽毛の色彩も構造色で鮮やか、光線の具合で色々な変化が楽しめる鳥です。

2021年4月30日撮影

 普段は用心深く臆病に見え、人がある距離まで近づくとそそくさと草叢に隠れます。
雌や幼鳥と一緒の時は、雄が囮となり 人(いわゆる外敵)を引きつけ雌や幼鳥をから離れ、十分引きつけたと判断(判断基準も興味あります)すると、急いで草叢に隠れます。
たまに、雄だけの時(そもそも繁殖期に2羽一緒にいることも不思議なのだが、それは今後の勉強課題として)は体の大きいほうが囮の役割を引き受けていたように見えます。
那珂川の河川敷の草叢にはたくさんのキジが潜んでいて、歩いていると突然目の前から飛び立たれることが度々あります。これには結構驚かされ !(◎_◎;)、年寄りの心臓には刺激が強すぎます(ひょっとすると心臓麻痺を狙っている密かな逆襲??)。
繁殖期は、あちらこちらで、「ケーン」という鳴き声を頻繁に聞くことができ、運が良ければ母衣打ち(ホロウチ)の姿も見ることができます。
また、極々運が良ければ、勇敢に闘う姿も見られます。

ウグイス

 繁殖期以外は草叢の中でひっそりしているが、繁殖期は羽毛の乱れも十分繕わずにソングポストを飛び回りながら盛んに囀っています。

 この時期は、繁殖期で抱卵・給餌と忙しい中での囀りになるので、羽繕いも囀りの合間に行っています。それでも、非繁殖期と比べるとボサボサで、ほとんど手入れがされていないように見えます。

アオジ

 年中 草叢の中で地鳴きしていて、いるのは分かっていてもその姿を見るのが困難な小鳥です。一度だけ、偶然 開けた場所で採餌する姿を撮影できました。

ホオジロ

 非繁殖期は草叢の中で地鳴きしながらゴソゴソしているか、草叢のすぐそばの開けたところで採餌しています。繁殖期は高いところで元気に囀っている姿をよく見かけます。木や竹や草だけでなく、電線や標識ポストなどの人工物の上でもよく囀っています。
聞き做しの「一筆啓上仕り候」は有名だが、う〜んそう聞こえるといえば聞こえないわけでもないかと思う鳴き声です。「コケコッコー」と「クックドゥドゥルドゥー」の違いのようなものですね、そう思い込んで聞けばそう聞こえてしまう時もある、不思議です。

 次の一連写真を撮りながら、雄の囀りと雌の抱卵斑を見てて、雌の育雛の苦労を想像しながら、つがいの会話を想像してみました。
あくまでも勝手な想像(妄想)です、この2羽がつがいかどうかも不明です、念の為。

 そういえば、今迄写したホオジロの捕食の写真はみんな雌だけです。自分が食べるのなら捕まえたその場で食べてしまうはずなので、写真のシーンは巣に運び込む前に周囲に外敵がいないかどうか確認しているところと推測しています(この理解で正しいでしょうか?)。

ガビチョウ

たった一度だけ、一枚だけ撮影できました。

河口から7.5km付近の河川敷の草叢の高い枝で囀っていたガビチョウ 2021年5月24日撮影
その後、一度も姿を見たことがない😥、また撮影したい対象です。

モズ

 ここの8km〜7.5kmの河川敷では、よく雌のモズを見かける。モズは、枝などに止まって縄張りを監視するときや獲物を狙っている時など尾羽を回す修正があるが、雌のモズが高い枝で尾羽を回している様子を見つけると何故か雄を見つけた時より嬉しくなってしまいます。
過眼線の色が褐色でその中に薄い褐色のアイリングに囲まれたクリクリした目が上品で可愛く、全体的に雄より丸みを帯びた姿が雌の方を品よく感じさせるのでしょうか。
下の3段の写真の左側の写真は猛禽類の凛々しさを醸していますが、右側の写真は猛禽類であることを忘れさせる可愛さを感じます。
 繁殖期には、つがいで囀る姿を撮影することができました。
子育てで大変なのかどちらも少しやつれた感じですが、生命力や活力を感じる囀り方でした。
その約一ヶ月後には、あどけなさが可愛い幼鳥の姿も見ることができました。

そ他 河川敷の茂み、木立の中で観察できた小鳥

カワラヒワ

シメ

ツグミ

川岸の木立や茂みで観察できた小鳥

アカハラ

ベニマシコ

ジョウビタキ

芝生で観察できた小鳥

コチドリ

タヒバリ

ハクセキレイ

堤防の外側で撮影した小鳥

 堤防の外側の田園地帯にも色々な小鳥がいます。

オナガ

 オナガも数度見かけました。ベレー帽のような黒い頭、淡い青色の長い尾の美しい姿の鳥です。写真の題材に良い鳥ですが、なかなか遭遇しません。
来年は、もっと良い写真を撮りたいと思っています。

ヒバリ

 ヒバリは茨城県の県の鳥です。
春になるとあちこちで鳴き声を聞きますが、草に隠れていてなかなか写真を撮ることができませんでした。
田植え前の田圃、草を刈り払った堤防などでは割と容易に撮影できることがわかりました。

2021年5月9日撮影
刈り払った草の上で気持ちよさそうに囀るヒバリ
草の茎をマイクに見立て歌っているように見えるのも面白い😊

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 ふーっ、ちょっと(いや、かなり)長くなりすぎてしまいました。それだけこの河川敷には色々な野鳥がいるということですね😊。本当は、蝶などの写真も載せたかったのですが・・・。

投稿者

nakagawa-tori-suki

那珂川流域に住む”初老・初級のサイクリスト&バードウオッチング初心者”

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